ホットなひと息6-2 江戸時代と火事 江戸時代と蕎麦 江戸時代火事 大火 治安 料理・灯り・保温・鍋・蕎麦 江戸時代 屋台 そば 出店 床店 大火 [江戸時代蕎麦と火事]
火事と料理と灯り
当時の夜の灯りは、菜種油(燈火)を使用した行灯(あんどん )。
蝋燭を使用した提灯が主でした。
共に直接の火で灯りを得ていますが、家の中でも倒すとか外からの風に影響され、
ましては外では火事の原因になりかねます。
火を持って街中を夜、蕎麦売りが歩くことを禁ず。
享和元年 (1801)年
火事が多く当局から何度も禁止されていました。
幕府が町触れをもって規制したのが貞享三年(1686)年十一月
『うどん・蕎麦切り、その他何の商売によらず、火を持ち歩き商売致すことは一切
無用にするべき事』
居ながらの煮物。焼き売りは苦しからず(店を構えて煮物・焼き売りの商売はよろしい)
文化三年(1806)年 丙寅(へいいん)の大火後火を扱う商売の振売りを禁じて屋台店にさせる
挙に出ている。
しかしそうした振売りはいなくならなかったと……。
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出店・床店商人の工夫
残熱材の利用と熱いお湯の利用
料理の時の釜戸の灰・長火鉢、手燈り、あんかの灰は保温材に、
冷め難くすることができるのでは。 茹でた麺の保温
汁は長鍋の原理で熱いお湯をもって加温・保温。
(古くから伝わる、蕎麦たんぽ)
長火鉢の銅工には、お酒を燗するお湯も沸いてます。
鍋の形は多数あったとも。
運ぶ容器は桶・鍋・長鍋・湯桶・薬缶・酒筒・樽、等
運ぶ方法 籠・背負・軽子
参考
古き道具たち 17 ∥古道具と燭臺
参考図書